プロフィール

 人物紹介

 

白坂保行

白坂 保行(しらさか やすゆき)

能楽師 大鼓方(おおつづみかた)高安(たかやす)流

一般社団法人日本能楽会会員(重要無形文化財総合認定保持者)

公益社団法人能楽協会正会員

福岡市能楽協議会役員

略歴
1968 福岡県北九州市生まれ
1972 観世流謡曲を故 角栄次郎(観世流シテ方、重要無形文化財総合指定保持者)に師事。同年初舞台。
1976 高安流大鼓を祖父 故 柿原繁藏(高安流大皷方、重要無形文化財総合指定保持者)に師事。
1977 大鼓初舞台(兄信行と連調「富士太鼓キリ」)。
1984 福岡県立福岡高等学校入学
在学中に金春流太鼓を故 金春惣右衛門(金春流太鼓22世宗家、人間国宝)、故 津田美代子(金春流太鼓方)。森田流笛を故 松尾千代太(森田流笛方、重要無形文化財総合指定保持者)に師事。
高校在学中の土・日曜はすべて祖父の弟子として舞台へ同伴、出演もこの頃より有り。
1985 海外公演1回目。ドイツハイデルベルグ。
1987 高校卒業と共に本格的に舞台生活。
一噌流笛を一噌庸二(笛方一噌流宗家、重要無形文化財総合指定保持者)に師事。
1988 上京、叔父柿原崇志(高安流大鼓方、重要無形文化財総合指定保持者、日本芸術院賞受賞者)に内弟子入門。
宝生流謡曲を武田孝史(宝生流シテ方、重要無形文化財総合指定保持者・東京芸術大学教授)。観世流太鼓を助川治(観世流太鼓方、重要無形文化財総合指定保持者)に師事。
1989 社団法人能楽協会入会(能楽師となる)。
1993 内弟子より独立。福岡に帰り、祖父、兄と共に九州を拠点とした活動を始める。
1996 福岡市内に転居。福岡市文化振興課より事業協力要請(ワークショップなど)を受ける。
福岡市能楽機協議会発足、住吉神社能楽殿の保存活用及び福岡市における能楽の発展を目的とし活動。事務局を担当する。
1999 博多「楽」結成。能楽堂以外での普及公演、クラシック音楽とのコラボレーションなどの革新的な実験、小中学校、養護施設、離島でのワークショップ、ホテルでのディナーショー、天神地区での初の薪能など年間 約40公演。
(財)福岡市文化芸術振興財団が創設されるとともに福岡青少年ワークショップ委員に選出され、能楽ワークショップ、観賞教室、日本各地の先進的文化施設への出張見学など多数経験。
2004 博多「楽」5周年事業としてアクロス福岡シンフォニーホールで創作能「博多山笠」を上演。脚本・作曲・囃子作調を担当する。オーケストラを組み込んだ福岡初の創作能。
とびうめ国民文化祭福岡、能狂言部門実行委員。
2005 福岡県伝統文化普及協議会委員就任。
2007 社団法人日本能楽会会員に認定(重要無形文化財総合指定保持者となる)。
2010 福岡市南区、九州大学の依頼により、新作能「桧原桜」を制作。福岡市南市民センターで上演。1,300人を超える観客に大好評を博する。
2011 東日本大震災直後の4月、ハンガリー ソルノク市にてモーツァルトの楽曲に参加。能の舞を組み入れた鎮魂の演奏を行う。


裂帛の気合いと繊細なテクニックの両面を併せ持ち、楽曲を総合的な視点で見渡せる高い演奏能力には定評がある。
プレイヤーにとどまらず、プロデュース、演出、作曲にも長けている。

祖父故柿原繁藏よりはじまり、叔父柿原崇志、従兄弟柿原弘和、柿原光博、兄白坂信行と業界最大の大鼓の一家。
九州在住の大皷方は白坂兄弟2名のみ。
舞台出演は年間100回以上。各流宗家、人間国宝との公演も多数。
パリ・エクサンプロバンス・ドール・ルアーブル(フランス)。ハイデルベルク・シュパイヤー(ドイツ)。アムステルダム(オランダ)・ソルノク(ハンガリー)。バンクーバー(カナダ)・ピッツバーグ・ボストン・オヴァーリン(アメリカ)。マレーシアとヨーロッパを中心に海外公演も多数経験。海外唯一初の常設能楽堂(フランスエクサンプロバンス市)の落成記念公演にも参加。


 

 


久貫弘能

 能楽師シテ方宝生流

公益社団法人能楽協会会員、福岡市能楽協議会会員

茨城県生まれ、福岡市在住。

東京芸術大学大学院修士課程修了

白坂保行と平成6年に結婚して、福岡へ活動の拠点を移す。

主に子供たちへの指導に当たっている。

また新作能『博多山笠』『桧原桜』の原作を手掛ける。

※もう少しご興味のある方はfuseisuion.racms.jp/hirono/ へどうぞ

 
 
 
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